2013年5月10日金曜日

メディアとフォーマットについて、もう少しわかりやすく書いてみました。

昨日、メディアとフォーマットについて、いろいろと書いてしまったのですが、結構反応してくれる方もいる反面、ある女性アナウンサーの方から「難しくて全然理解できなかった!」と言うお話を聞いて反省しました。

今日は先日、その時に例えたお話でちょっと反応していただけた例を使って、少しわかりやすく解説したいと思います。

今回レコーディングしたAQUAPITのスタジオのを音を時速300km/h以上速度の出るスーパーカーだとします。
iTunesやAmazonで配信される音は、左上写真、手軽に街で出られる市街の一般道路なんですね。すぐに持ち出せて、いつでも行ける。でも時速40km/hとかせいぜい60km/hの制限速度に縛られてしまいます。

左下の写真は東名高速道路、ここまで行けば場所によりますが、時速80km/h〜100km/hの速度で走ることができますが、時速300km/hの性能の車にとっては1/3の速度で走るしかありません。実はこれが通常のCDだと思ってください。

本当に、この車の性能をすべて発揮しようとしたら、制限速度のない道路、ドイツのアウトバーンあたりを走ることで可能となります(右下の写真、夜景ですが)。時速300km/hを出すことができる車が、その性能をいかんなく発揮して走る。これがいわゆるハイレゾといわれる、今回であれば24bit/96kHzの音です。単純に数字だけで言えば、CDの16bitに比べるとハイレゾの24bitは256倍の情報量、車の例えで時速100km/hから300km/hという3倍どころの話じゃないですね。

もちろん、どれを求めるかはそれぞれ聴く側で選択できる時代です。どれがいい悪いではなく、気軽に楽しむのがいいのか、緊張感を持ってでも最高性能を引き出したいのか、皆さんの音楽を楽しむスタイル、音楽に対する姿勢や思いで使い分けていただけたらと思います。

こんな例えで、うまく伝わったでしょうか?

しかし、個人的に実際の車ではマクラーレンを全速で飛ばしてみたいですねぇ〜。私のローテクでは死ぬかもしれませんが(爆)。

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