2022年4月24日日曜日

電源タップ改造とその効果が凄かった

少し前に「横浜ワイン会」ポッドキャストでもお話したのですが、PCオーディオに関してアースがどのくらい音質改善に効果があるか試してみたくて、オーディオグレードの高級タップはちょっと安易には手を出しにくいけど、このタップはオーディオファイルの方も結構使っているようですし、見た目的にもちょっと良いかもと買ってみたFargoと言うメーカーの電源タップ



ノーマル仕様のままでもアース線の効果で、見事にベールが一枚剥がれたようなクリアな音が目の前に広がり大成功と思っていました。ただこのままではつまらない。世の中のオーディオファイルの方はこのタップを改造してさらなる高音質化を図って使っているよう。改造ポイントは2つ、ノイズの元となりそうなスイッチのバイパス、コンセントにさすプラグの部分のグレードアップです。

プラグのグレードアップに関しては、いろいろなタイプを検討、あまり色がなくて安定した電源供給をしてくれそうなものを選択し現在某大手電気量販店で取り寄せ中です。これもまた後日レポートしたいと思います。

まずはこのスイッチのバイパスをしてみました。以下にその手順をご説明します。
※個人的見解に基づき改造しています。皆さんにオススメするものではありません。もしこれを見て同じように改造など手掛ける場合は、あくまで自己責任の範囲でお願いいたします。

写真を撮らなかったので文章による説明だけで申し訳ありません m(_ _)m 以下手順となります。

1.本体横にあるネジを4つ外して裏蓋を外します。少し位置がずれたところにもう一つありますが、これはアース線が内部で繋がっているネジなのでこれは触らないように。

2.中を見ると電源ケーブルから入ってきたコードの先がスイッチ部に入るところと、スイッチ部からコードが出てコンセント部に繋がるのが確認できると思います。まずコンセント部に繋がる部分は、細いマイナスドライバー等で横の穴をツキながらコードをラジオペンチなどで引っ張ると簡単に抜くことが出来ます。

3.電源ケーブルからスイッチ部に繋がる部分は、ニッパーで切ってしまうという乱暴な手段と、ハンダ付けを溶かして剥がすという手段があるかと思いますが、改造後は一切関係ない部分なので私はニッパーで切り離してしまいました。

4.最後は3で切った線の先端のを1cm程度ニッパーできれいに剥がし、2で抜いた部分に同じように細いマイナスドライバー等で横の穴をツキながらコードをさして改造完了。裏蓋をもとに戻して完成です。


実はこのスイッチのバイパスに音質改善はさほど期待していなかったのですが、無駄なスイッチによるノイズを消すという意味ではものすごい効果抜群な改造でした。実は少し前からDACに付いているボリュームを大きく上げた(普通に聞く分にはそんな上げないのですがヘッドフォンで聞くとよくわかる)時の「サーッ」と言うほんの僅かなノイズが気になっていて、これを何とかしたいと思っていたのですが今回の改造で見事に消えました。S/Nが上がり、音の分離感が良くなった感じでしょうか。低域も締まった感じがします。

そしてこのタップの中身を見てもう一つ納得したことがあります。アースがコンセントのアース線だけで無く、本体にあるネジに繋がりスチール製の本体全体を使って逃しているという構造。私はこのコンセントの下にオヤイデの電磁波吸収シートを敷いているのです。この構造が効果的に働いてくれているのかもしれません。



改造とか面倒な方は電源ケーブルを選べて1万を切る予算で買えるBELDEN PS1850とかも良さそうですね。ただオーディオグレードの電源ケーブルは本当にピンきりでそれだけで何万円もしたりするので、よく吟味した上でチョイスしてみてくださいね。

PCオーディオはどこでノイズが入り込んでくるかわかりません。あらゆる部分で極力無駄は排除しておくのがベストな音への近道かもしれません。

ちなみに、このタップ改造のために事前にハンダゴテを新調して買っておいたのですが、これは全く必要ありませんでした.... orz


2024.12.13追記
なんと、知らなかったのですがPERFECTION PFT-T850という商品が、高周波電磁ノイズ吸収シート搭載で販売されているではありませんか。しかも見た目はBELDEN PS1850と全く一緒。同じ「東京電子工業株式会社」というラベルが貼ってあり同じ会社が作られているようなので、実質同じ商品で電磁波吸収シート付き??しかし価格がかなりいい値段に、、、、

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