2013年5月8日水曜日

AQUAPIT / Orange カタログページ及びショップページを更新しました!

大変お待たせしました。AQUAPITの商品情報をカタログページにアップいたしました。

これまでにこのBlogでも書かせて頂きましたが、昨今の音楽シーンを取り囲む環境の変化、とりわけCDが売れないという状況をどう捉えるか。様々な要因が考えられるし、20年前の音楽業界に比べても、実は今のほうが売れているんだよ?と言う数字もあります。

そんな中で、パッケージ商品に求めるものは何か?音楽配信に求めるものは何か?そもそも音楽を楽しむために何が必要なのか?いろいろ考えた上で、今回は大きく3種類のフォーマット、3種類のメディアでAQUAPITの商品をご提供出来ればと思います。

【フォーマット】
16bit/44.1kHzのリニアPCMであるCDの音がよくない、と言う意見はCDが出た頃から絶えずありました。アナログ信奉みたいなものもあります。とは言え、今はデジタルで録音する時代、録った音がデジタルなら、劣化させずにそのまま提供出来れば、それが最高音質であることに間違いありません。今回は24bit/96kHzで録音した音をミックス〜マスタリングの行程を経て、そのままのクオリティである24bit/96kHzでお客さまにお届けします。ファイル・フォーマットとしては、今やハイレゾのスタンダードとなりつつあるFLACを選択しました。そして通常のCDである16bit/44.1kHz、気軽に楽しめる音楽配信としてAACやMP3でのフォーマットと、3種類のフォーマットでお届けします。どのフォーマットが良いとか悪いとかではなく、どのフォーマットでも十分いい音で楽しめるよう、音作りしたつもりです。

【メディア】
1. CD
T5Jazz Recordsから発売するのは、巷によくあるCDとは異なります。まずパッケージは紙ジャケットのダブル・ジャケット仕様。プラスチック製のケースは経年と共に傷がつき、だんだん見た目も愛着がわかず、最近ではケースが邪魔だと中身だけ取り出して薄いビニールケースで収納する人も増えています。T5Jazz Recordsでは、経年と共に傷や色褪せも味と思える、長いこと持っていることで愛着のわく紙ジャケット仕様でリリースします。またCDのディスクもレーベル面はアナログ盤を模した溝があり、ここまではこれまでもよくあるCDだと思いますが、このたび発売するCDは、音楽データを読み取る面も真っ黒なブラック・ディスク仕様と言うCDです。つまり持った瞬間、裏も表も黒くて、まるでアナログ盤のミニチュアかと錯覚するようなCDなのです。全世界的に音楽配信全盛の今、CDに求められるのは所有する満足感と、愛着の湧くパッケージだと思うのです。このような仕様のCDは日本国内ではなかなか作ってもらえず、上海にあるSONY DADCと言うソニーの工場で全て作ってもらいました。もちろん音の良さも保証付です。

2. USB
24bit/96kHzの音楽データをお客さまにお届けするため、当初は音楽配信だけでいいかと思っていたのですが、やはりパッケージとして持っていたいという気持ちも絶対にあるという思いから、今回はあえて採算度外視でUSBメモリのハイレゾ・パッケージを2,730円(税込)と言う破格の値段で販売します。MP3データも同梱しますので、今すぐハイレゾは楽しめないけど、ゆくゆくは機器を揃えてちゃんといい音で楽しみたいという方でも、お買い求めいただいて損はない商品です。ケースは昔のカセットケースのようなケースに、きちんとジャケットも付き、ブックレットはCDと同じものがPDFによるデジタル・ブックレットしてUSBに収められています。こちらは完全生産限定盤となります。

3. ノン・パッケージ
いわゆる音楽配信です。価値観は多様化している中で、そもそもモノを持ちたくないと言う人も増えていると思います。そんな方には音楽配信サービスを通じて、音楽データをダウンロードし、デジタル・アルバムをお楽しみいただければと思います。最高音質であるハイレゾはe-onkyoさんから24bit/96kHzのFLACファイルを、手軽に音楽を持ちだして楽しめる通常の音楽配信はiTunesからはAAC、AmazonからはMP3のデータを、それぞれ皆さまの楽しみ方にあったフォーマットでダウンロードしてお楽しみください。

長々と語ってしまいましたが、以前市場調査みたいなものをした時に、今や音楽を聴くのは7割の人がパソコンで聴いているというデータが出ました。そして今やパソコンからCDドライブが消えつつあります。パソコンの買い替え需要は3〜5年。これが何を意味するか?

皆さんはどのように音楽を楽しみますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿