T5Jazz Records: アナログ・レコードをハイレゾで楽しもう!(2/3)

アナログ・レコードをハイレゾで楽しもう!(2/3)

ではまず、アナログ盤をデジタル(ハイレゾ)化するための準備です。

当然ながら、最低限必要なのはレコード・プレイヤーです。お手持ちのアナログ・プレイヤーがあればそれで構いませんし、お持ちでない場合、デジタル化するための機能を内蔵したアナログ・プレイヤーが発売されています。



例えばこのソニー ステレオレコードプレーヤー PS-HX500ですが、普通にアナログ盤を再生するだけでなく、USB端子出力機能を備えていて、リニアPCMやDSDの形式でデジタル化された信号を出力することが出来、パソコンなどでデジタル入力することが出来ます。これが意味するものは、DAC(D/Aコンバーター)を内蔵しているだけでなく、フォノアンプ(これが無いとプレイヤーだけでは再生できない)も内蔵しているので、フォノ出力だけでなく内蔵フォノアンプから出力されるライン出力端子も持っています。普通の赤白の外部入力端子(RCA端子)を持っているオーディオ機器であれば、これを繋ぐだけでアナログ盤を楽しむことも可能です。

さて、次にこのソニー ステレオレコードプレーヤー PS-HX500のようにデジタル出力など持たない普通のアナログ・プレイヤーの再生環境(フォノアンプ含む)をお持ちの場合に必要なものが、アナログ信号をデジタル化するADC(A/Dコンバーター)です。

文字通り、アナログ信号をデジタル化するための機器で、ここでハイレゾの音が決まると言っても過言ではありません。数千円のかなり安価な機器も販売されていますが、ここはちょっとお金をかけておきたいところ。個人的なオススメはRME Babyface Proです。



これは非常に高音質で、USBバスパワーで駆動するため、ノートパソコンなどと組合せて外に持ち出すことも可能。入出力も豊富で、ヘッドホンアンプとしても非常に良い活躍をしてくれます。ただし、プロ向けの機器ということでそれなりに高価なのが難点です。ここでは『手軽に』アナログ・レコードをハイレゾで楽しむことに着眼点を置いておりますので、もう少し安価に楽しめる機器ということで、TASCAM US-366をご紹介したいと思います。


安価でありながら、多様な入出力端子を持ち、バスパワーで駆動、更には録音するためのMac/Windows用ソフトウェアまで付属しています。デジタル機器は進歩が早いので、最初の入門機器としてはこの辺りでも十分かもしれません。

さて、最後に録音するためのソフトウェアです。上記のTASCAM US-366では無料のソフトウェアが付属していますが、そうでないA/Dコンバーターを準備した場合、あるいはもっと高度なマスタリングなどの機能を求める場合は別途ソフトウェアが必要です。オススメはAdobe Auditionと言うオーディオ編集ソフト。

録音、編集、マスタリング、ノイズ除去まであらゆることが可能です。ただし、現在のCCと言うバージョンになってからサブスクリプション・サービス型のソフトウェアになってしまったので、ずっと使い続けるとなかなか高価な出費になってしまいますが、逆に必要な期間だけ契約すればコストを抑えることも可能。体験版もあるようなので、一度試されてみてはどうでしょうか?Macを使用されている方であれば、Logic Pro Xなど音楽データを編集できればなんでも良いと思います。

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